請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 409 件名 すべての子供に向けた行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  憲法・教育基本法・子どもの権利条約に沿って、一人一人の子供たちに行き届いた教育を実現することは、子供・父母・教職員を始めとするすべての国民の心からの願いである。今年度、県や市町村が実施した少人数学級は四二道府県に上り、三〇人学級を求める声は広く国民の世論となっている。未来に生きる子供たちの成長発達を保障するのは、本来、国と県の仕事である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小中高の三○人以下学級と教職員の定数増を実現すること。私学で三○人学級を行うための特別助成を実施すること。
二、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実施すること。
三、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減する措置を行うこと。公立・私立の児童・生徒への就学援助・授業料軽減制度、奨学金制度などを充実すること。
四、先進諸国並みに教育予算の比率を高め、教育予算を増やすこと。
五、教育水準の地域格差を生じさせないために、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
六、障害児学級・学校をなくすのではなく、必要な障害児学級・学校を増設すること。障害児学校の担任を減らすのではなく、通常学級に在籍する障害児などの教育条件を整備すること。

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