請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 366 件名 介護保険制度の改悪反対、制度改善に関する請願
要旨  二○○五年に介護保険制度の改定が予定されている。実施から四年が経(た)ち、利用者が増える一方で、負担が重くて十分な在宅サービスが受けられない、施設不足から特別養護老人ホームの待機者が全国で二三万人以上など問題点が山積みしている。ところが、政府案は被保険者の拡大や給付対象の縮小、利用料の引上げ、入所者の食費・住居費の自己負担の導入、障害者支援費制度との統合など、介護保険財政の悪化を理由に、高齢者介護という当初の理念を大きく転換する内容となっており、高齢者と家族、関係者に不安と懸念が広がっている。
 ついては、利用者、介護ヘルパーにとってより良い制度に改善されるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、利用料の二割~三割への引上げをやめ、住民税非課税者の利用料は三%とすること。
二、保険料の引上げや二○歳からの徴収をやめること。
三、障害者支援費制度との統合を行わないこと。
四、介護ヘルパーの労働条件を改善すること。

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