請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 349 件名 劣化ウラン兵器の禁止に関する請願
要旨  劣化ウラン弾が世界の戦場で使われている。米英は放射性物質である劣化ウランを兵器に転用、イラク、ボスニア、アフガニスタンなど世界各地の戦場で使用している。兵器としてだけでなく、一般市民を含む多くの人々、取り分け子供たちを、戦場に残された毒物であるウラニウムによると見られるがんや白血病によって死に追いやっている。劣化ウラン兵器が一日も早く、製造も、使用も、保管も禁止されるよう、日本の国会と政府が最大限の努力をし、劣化ウランによるがんや白血病に苦しむ世界中の人々、取り分け子供たちへの支援を行うことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国会は劣化ウラン弾など、ウラニウムを使用した兵器の製造も、使用も、保管も認めないという決議を上げること。
二、日本政府は、劣化ウラン兵器禁止を定める国内法を定めるとともに、国連総会に劣化ウラン兵器禁止決議を提案すること。
三、日本政府は、劣化ウラン兵器の影響により、がんや白血病に苦しむ多くの人々を救済するため、医療支援、医療技術者育成などの、積極的な協力と援助を行うこと。

一覧に戻る