請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 100 件名 医療費窓口負担の軽減、介護保険の改善に関する請願
要旨  高齢者、健保本人の医療費窓口負担増が実施されて、一年以上が経過した。厚生労働省の研究報告でも、高血圧・糖尿病などの受診抑制による重症化が危惧(きぐ)されている。続いて政府は、利用者負担を大幅に増やす介護保険の改悪を二〇〇五年の通常国会で行おうとしている。介護保険は、負担が重くて利用できない、特別養護老人ホームの待機者が全国で二三万人以上、など問題点が山積している。
 ついては、社会保障への国庫負担を増やし、次の事項について実現を図られたい。

一、医療費負担を軽減すること。
 1 医療保険の患者負担を三割から二割に引き下げること。高齢者の窓口負担を軽減すること。
 2 就学前までの医療費無料化制度を国の責任で創設すること。
 3 負担能力によって受けられる医療に格差を持ち込む混合診療解禁や特定療養費拡大をやめること。
二、介護保険の改悪をやめ、改善すること。
 1 利用料(現行一割)の引上げや入所施設の部屋代・食費などの負担を増やさないこと。
 2 二○歳~三九歳の人から新たに保険料徴収をしないこと。
 3 国の制度として、保険料と利用料の減免制度を設けること。
 4 軽度要介護者のホームヘルパーやデイサービスなどの利用を制限しないこと。

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