請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 21 件名 すべての子供たちへ行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  憲法や教育基本法、子どもの権利条約に基づいて、一人一人の子供たちに豊かな心と確かな学力を保障し、希望をはぐくむ教育を実現することは、国民共通の願いである。こうした世論にこたえて、四三道府県が少人数学級を導入している。今こそ、国の責任ですべての学校で三○人学級を実現すべきである。また「教育の機会均等」を保障するためにも、私学助成の大幅な増額が不可欠である。
 ついては、次の事項について速やかな実現を図られたい。

一、行き届いた教育を進めるために、教育予算を増額すること。
二、教育水準の格差を生じさせないために、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
三、行き届いた教育のために、国の責任で小中高の三○人以下学級と教職員定数増を行うこと。私学で三○人学級を行うための特別助成を実施すること。
四、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実施すること。
五、公立・私立の児童・生徒への修学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを充実すること。教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減する措置を行うこと。
六、障害児学級・学校を減らすのではなく、必要な障害児学級・学校を増設すること。障害児学校の担任を減らすのではなく、通常学級に在籍する障害児等の教育条件を整備すること。

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