請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 7 件名 すべての子供に行き届いた教育を進め、心の通う学校をつくることに関する請願
要旨  私学の学費は公立の約五倍、初年度納付金は約七倍にも達している。長引く不況、失業率の増加は家計を圧迫し、特に私学に通う家庭の教育費には大きな負担が掛っている。今後の園児や生徒の減少を考えると収入減を補うために学費値上げが予想され、学業の継続にも深刻な影響を与える。また、不登校、いじめ、学力低下、学級崩壊など今日の学校教育は困難に直面している。すべての子供たちに行き届いた教育を保障するために、私学助成を大幅に増額し、父母負担の軽減と私学経営の安定化、教育条件の改善、特に三〇人学級の速やかな実現、教職員定数増の実現が必要不可欠である。
 ついては、次の事項について速やかな実現を図られたい。

一、私学(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学)への補助を増額し、経常費二分の一助成を速やかに実現すること。
二、私学助成の国庫補助制度及び義務教育費国庫負担制度を守り充実させること。
三、行き届いた教育の実現に向け、三〇人学級実施のための措置を講じること。
四、専任教職員を増やすための措置を講じること。
五、施設設備を改善するために施設設備補助を実現すること。
六、父母負担軽減のための授業料・保育料軽減補助を拡充すること。
七、学費の滞納や経済的理由による退学者が出ないように、授業料減免制度を継続・拡充すること。

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