請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 3 件名 すべての子供に行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  一人一人の子供たちが安心して学校に通い、確かな学力を身に付け、希望を持って社会に巣立つことは、多くの国民が願っていることである。しかし、三位一体改革による国庫補助及び地方交付税の削減の動きは、国ばかりでなく、各県の私学助成にも重大な影響を及ぼしている。また、義務教育費国庫負担制度の見直しも検討されており、教育全般の切下げが懸念されている。未来ある子供たちの教育に一層予算を注ぐべきであり、削減などあってはならない。
 ついては、すべての子供たちの将来のため、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助制度を堅持するとともに、次の助成制度を実現するために私学予算を大幅に増額すること。
 1 経常費二分の一助成
 2 授業料直接助成
 3 施設助成
二、長期不況下の子供たちの就学保障のために、私立・公立の児童・生徒への就学援助や授業料減免制度、奨学金制度を充実すること。
三、教育費減税を始め、教育費の保護者負担を軽減する措置を行うこと。
四、国の責任で小・中・高校の三○人以下学級を早期に実現すること。また、私学で三○人学級を行うための特別助成を実施すること。
五、教育水準の地域格差を生じさせないために、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
六、先進諸国並みに教育予算の比率を高め、教育予算を増やすこと。
七、障害児に行き届いた教育を保障するために、教育条件を整備すること。

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