請願

 

第161回国会 請願の要旨

新件番号 431 件名 年金や生活保護などの切下げを元に戻し、国民を苦しめる医療・年金制度の大改悪反対に関する請願
要旨  小泉内閣の悪政によって、長引く不況は深刻化し、国民は生活苦に追い込まれている。不景気で、暮らしが悪化している今こそ、国の責任で国民の懐・家計消費をあたため、暮らしに欠かせない制度を充実させるべきである。(一)生活保護世帯の生活保護費は一般家庭の七割にもならない。生活保護費の切下げは、ほかの暮らしの制度の適用基準の改悪にもなり、全国民的な問題である。(二)医療費負担増や年金の給付削減、介護・国保の保険税・料の値上げ、庶民増税や生活費への課税強化など、景気の悪化を一層ひどくする。(三)国民への負担増や増税をせず、制度の改善や基準の引上げをする財源はある。大銀行や大型開発などへの無駄な税金投入をやめ、国民の暮らしと命を守るために税金を使うべきである。長年、社会に貢献してきた高齢者、母子家庭、障害者、不況で失業した中高年齢の勤労者、次代を担う青年など国民すべてが、憲法第二五条の生きる権利、人間らしく暮らせる生活が保障されなければならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、引き下げた年金額や児童扶養手当、障害者、被爆者の各種手当、生活保護基準を元に戻し、手当・基準を引き上げること。
二、年金保険料の値上げや、給付の大幅引下げ、課税を強化する年金制度の抜本改悪はしないこと。
三、健康保険本人三割負担、老人医療費の負担増を元に戻し、医療制度の抜本改悪はしないこと。

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