請願

 

第161回国会 請願の要旨

新件番号 283 件名 私学助成の大幅拡充、三十人学級の早期実現、教育費の父母負担軽減に関する請願
要旨  一人一人の子供たちが安心して学校に通い、心身共に健やかに成長し、確かな学力を身に付けて、希望を持って社会に巣立つことは、多くの国民が願っていることである。しかし、三位一体改革による国庫補助及び地方交付税の削減は、国ばかりでなく、各県の私学助成にも重大な影響を及ぼしている。また、義務教育費国庫負担制度の見直しも検討され、国民の教育権を保障する上でも重大な問題をはらんでおり、教育全般の切下げも懸念される。子供たちに確かな学力を保障し、希望をはぐくむ教育を実現するために一層の予算を注ぐべきであり、削減などあってはならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実現すること。
二、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減する措置を行うこと。公立・私立の児童・生徒への就学援助・授業料減免制度・奨学金制度などを充実すること。
三、国の責任で小中高の三○人以下学級を実現すること。私学で三〇人学級を行うための特別助成を実現すること。
四、先進国並みに教育費の比率を高め、教育予算を増やすこと。
五、教育水準の地域格差を生じさせないために、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
六、障害児教育・学校をなくすのではなく、必要な障害児学級・学校を増設すること。障害児学校の担任を減らすのではなく、通常学級に在籍する障害児の教育条件を整備すること。
七、教職員定数の基準を見直し、大幅な教職員増をすること。

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