請願

 

第161回国会 請願の要旨

新件番号 124 件名 ホームレス対策予算確保に関する請願
要旨  「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」が平成一四年八月に公布され二年が経過した。この間、国の「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針」が策定され(平成一五年七月)、幾つかの自治体で実施計画が策定されている。しかし、平成一五年に実施された「ホームレスの実態に関する全国調査」で、全都道府県において野宿生活者が確認されているにもかかわらず、実施計画の策定は全国的な広がりを見せていない。法は、一○年間の時限立法であり、このままでは立法の目的を達することなく効力を失うこととなりかねない。法第一○条では「国は、ホームレスの自立の支援等に関する施策を推進するため、その区域内にホームレスが多数存在する地方公共団体及びホームレスの自立の支援等を行う民間団体を支援するための財政上の措置その他必要な措置を講ずるように努めなければならない。」と定められている。定められた時限内に法の目的を達成するため、地方公共団体の対策意欲を喚起するためには、限られた事業に対する補助金制度ではなく、基金を設け、交付金による事業実施に切り替えるべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、一年間二○○億円を見込み、その五年間分の一、○○○億円を「ホームレス自立支援基金」として予算措置すること。

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