請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 4027 件名 有事関連法案廃案に関する請願
要旨  イラク市民は占領軍の撤退を求めている。報道は自衛隊の人道支援活動を強調するが、軍服を着て武器を持った自衛隊のイラク派遣は、占領軍への参加・協力そのものである。侵略に抵抗するゲリラ戦が続いている。日本政府はイラク派遣を直ちに中止し、自衛隊をイラクから撤兵させ、米国のイラク攻撃を支持したことを謝罪すべきである。また、有事法制七法案は、米軍の日本国土の軍事使用を大幅に拡大し、米軍と自衛隊の共同戦争体制をつくるものである。同時に、「役務の提供」すなわち労働者の戦争動員体制をつくるものである。アメリカはイランや北朝鮮をならず者の国家だと言って、対イラク戦に続く武力攻撃を構えている。日本の有事法制は、北朝鮮への武力攻撃を準備するものである。侵略戦争の歴史を二度と繰り返さない立場から、有事法制と一体的に進められている治安諸立法や司法改革、教育基本法改正や憲法改正準備に反対し、日本を戦争をする国にする有事七法案の廃案を強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、有事法制七法案を廃案にすること。
二、自衛隊イラク派遣の即時中止と、イラクからの即時撤退を行うこと。
三、日本国憲法及び教育基本法を改正しないこと。

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