請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 3880 件名 公的年金制度拡充、将来への安心と生活の安定に関する請願
要旨  景気が本格回復せず長期化する不況の下で、国民生活は疲弊し、建設労働者・職人の暮らしも、仕事の激減、賃金・単価の切下げなどにより、深刻さを増している。年金改革関連法は、一三年間にもわたる保険料の引上げや給付の削減など、国民に多大な負担増を強いる内容が中心であり、国民は将来への不安を一層募らせている。政府のこれまでの社会保障支出抑制政策は、社会保障の機能そのものを縮小させ、生活の公的保障を狭めてきた。そのような政策は、社会保障に対する国民の期待の低下を招くと同時に信頼を損ない、国民経済の六割を占める個人消費を冷え込ませ続けている。
 ついては、年金改革が真に国民の将来への安心を保障し、生活の安定を支える改革となるよう、当面、次の事項について実現を図られたい。

一、基礎年金への国庫負担を早急に二分の一に引き上げるとともに、国の責任と負担を基本に、公的年金制度を拡充すること。

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