請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 3704 件名 年金制度充実に関する請願
要旨  老後の生活を支える年金制度の充実は、国民一人一人の強い願いである。日本国憲法第二五条の生存権には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」とうたわれている。最低限度の生活というのは、安心できる社会保障制度の下で一人一人が人間らしい生活を送ることである。それにもかかわらず、今回の年金制度改革案は大幅な給付減・負担増が明らかであり、また、財源には消費税増税までもが含まれている。国の予算の使い方を、ドイツ、フランス、スウェーデン、アメリカと比べると社会保障より公共事業が多いのは日本だけである。保険料・税金は増える一方で、給付される年金は減るという今回の改革案は、より一層の不安を増強させるだけでなく、人間らしい生き方さえも否定する。
 ついては、一人一人が人間らしく、安心した生活を送ることができるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、税金の無駄遣いをやめ、だれもが安心できる年金制度を確立させること。

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