請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 3563 件名 年金制度の改悪の中止に関する請願
要旨  政府は、年金の保険料を厚生年金で毎年平均約一万円、国民年金で毎年三、三六○円、それぞれ二○一七年度まで連続して引き上げる一方、給付水準は実質一五%も引き下げるという年金大改悪を進める法案を提出した。また、基礎年金の国庫負担二分の一への引上げは、財源不足を口実に又も先送りしている。加えて、年金の財源を名目に消費税大増税まで計画している。今必要なことは、こうした改悪を直ちに中止し、社会保障の拡充に政策を転換することである。年金については、低額・無年金者をなくすために最低保障年金制度を確立し、安心できる年金制度をつくることが急がれる。庶民への増税押し付けではなく、無駄な大型公共事業費や軍事費の削減、引き下げられた法人税率や所得税の最高税率の見直しなどにより、国庫負担を増やして年金制度を拡充することを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、保険料の引上げ・給付の削減など年金改悪を中止すること。
二、全額国庫負担による最低保障年金制度をつくり、無年金者や低額年金者をなくすこと。

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