請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 1771 件名 年金・医療・介護等の制度改革に関する請願
要旨  本格的な少子高齢社会を迎え、将来にわたり国民が安心して暮らせる活力ある社会を築くためには、長期的に安定した社会保障制度を構築することが急務である。取り分け、平成十六年度に予定されている年金制度改革及び税制改革に当たっては、国民的合意の下に具体案をまとめるほか、医療制度の抜本的改革や、介護保険制度の改革等に向けての課題が山積している。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、平成十六年度に予定されている公的年金制度の改革に向けて、前回改正法附則で規定されている基礎年金の国庫負担二分の一への引上げを実現すること。
二、高齢者にとって生活の根幹である現行年金給付水準を維持すること。
三、年金の支給開始年齢が段階的に引き上げられる中で、六十歳代前半の雇用(再雇用)の確保について、特段に配意すること。
四、公的年金の物価スライドによる年金額の改定について、消費者物価が下落したことに対し実施した平成十二年度、十三年度、十四年度の特例措置による凍結分の遡及は絶対行わないこと。
五、医療制度の抜本改革に当たっては、医療保険制度の一元化や新しい高齢者医療制度の創設等が予定されているが、高齢者の保険料負担や患者一部負担金等については、慎重に配慮すること。
六、介護保険制度については、介護事業者の経営実態や利用者のニーズ等を踏まえ、要介護者が必要なときに必要なサービスが受けられるよう、引き続き改善すること。

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