請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 940 件名 イラクへの自衛隊派遣反対に関する請願
要旨  ニューヨークとワシントンを襲った同時テロ事件への報復などと称してブッシュ政権が始めたアフガニスタンとイラクへの戦争は、多くの子供たちや市民の命を奪った。アメリカは、テロ事件の犯人とのつながりも明らかでないまま、確認されていない大量破壊兵器の疑惑を口実にイラクを攻撃し、崩壊させた。イラクの現状は「無法な戦争と不当な占領では、平和はつくれない」ということを証明した。この戦争はイラクへの侵略戦争であり、終結宣言を行ったものの治安はますます悪化し、いまだにゲリラ戦が続けられている。そして、イラク国民からも、アメリカ、イギリス軍からも犠牲者が増え続け、大変危険な状態にあることは報道などから明らかにされている。この間、日本はイラク戦争を支持し、「有事法制」を強行し、さらに「イラク特別措置法(自衛隊派遣法)」を成立させた。そしてイラクが泥沼状態になっているにもかかわらず自衛隊派遣をしている。今求められているのは、アメリカ、イギリス主導の戦争報復ではなく国連中心の道を切り開き、一日も早くイラク国民による政権を確立することである。そこにこそ日本は協力すべきである。アメリカの無法な戦争への支持を直ちにやめ、インド洋やイラクへの自衛隊派遣を中止することを強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、イラクへ自衛隊を派遣させないこと。
二、国連中心の復興支援を行うこと。

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