請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 895 件名 学校給食への国内産の米・小麦粉使用に対する補助金に関する請願
要旨  学校給食は、食という体験を通して、子供たちが生きる力の原点を教育として学ぶ場である。県内産の安全な米を子供たちにと、米を中心とした日本型食生活の普及を図る点から、米飯給食を実施する自治体に補助金を出している道府県も多い。しかし、米飯給食に対する国庫補助金が二〇〇一年度から削られ、財政困難で補助金を打ち切る自治体も出ている。日本の穀物自給率はわずか二八%で、学校給食パン用の小麦は外国産に頼っている。小麦粉など穀類には虫が付きやすく、ポストハーベストによる残留農薬など外国産は安全性が確かではない。年間五八五万トン輸入されている小麦粉はモニタリング検査がわずか三五件で、その中で一八件も残留農薬(クロルピリホスメチル)が検出されている。このような下で、学校給食用パンに安全な国内産の小麦粉使用を増やすことが子供の健康にとっても重要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、学校米飯給食への国内産米使用に、国の補助金を復活させること。
二、学校給食パンへの国内産小麦粉使用に、国の補助金を付けること。

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