請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 558 件名 すべての子供たちに対し行き届いた教育を進め、心通う学校をつくることに関する請願
要旨  日本の未来を担う子供たちは希望であり、すべての子供たちが、賢く、たくましく、心豊かに成長することを願っている。しかし、長期にわたる不況は、教育にも大きな影響を与え、学費滞納による中途退学者の増加や保護者の教育費負担増など深刻な問題が子供たちを取り巻いている。また、いじめや不登校などの教育問題も憂慮すべき事態が続いている。こうした状況の中で、すべての子供が、一人の人間として尊重され、個性と能力を最大限に発揮できるような教育を行うためには、三○人以下学級実現が必要であり、私学助成の充実など教育条件の整備が強く望まれる。
 ついては、次の事項について速やかに実現を図られたい。

一、教育予算を減らさないこと。増額すること。
二、義務教育費の国庫負担制度(小・中・障害児学校に関する国費からの補助制度)を堅持し、負担金の削減は中止すること。
 1 教科書無償制度を維持すること。
 2 校舎の整備・改築費補助を増額すること。
 3 就学援助費補助を増額すること。
三、私立学校助成への国庫補助制度を守り、補助金を大幅に増額すること。特に、経常費の二分の一助成、授業料直接助成、施設助成を実現すること。
四、国立大学の授業料・入学金等は増額しないこと。
五、奨学金制度を後退させないこと。拡充すること。
六、教職員を増やし、ゆとりある学習環境を整備すること。(予算措置を行うこと。)
七、国の責任で小中高の三〇人以下学級を早期に実現すること。(予算措置を行うこと。)

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