請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 506 件名 温泉療法の普及に関する請願
要旨  我が国は温泉資源に恵まれ、観光、娯楽、レジャー、保養、健康増進施設等に活用され、国民生活に幅広く利益をもたらしている。しかし、長引く不況や国民のレジャー観の多様化・価値観の変化により、国民健康・保養地としての活力が削(そ)がれ、温泉地のホテル・旅館等の利用人口が減少するなどの傾向が見られ、地域活性化という観点から大きな課題を抱えている。こうした中、まず医療費抑制や疾病予防に効果があるという温泉資源の有する役割と潜在的な価値を検証し、国民の健康保養地としての役割を再生することが急務である。また今後の生活の力点をどこに置くかという世論調査(平成十三年)では、「レジャー・余暇生活」がトップで三四・八%であることなどを踏まえると、観光地・温泉地活性化のために、国内及び世界の旅行客等を誘致する「ビジットジャパンキャンペーン」事業を含めた綿密な戦略を立て、そのための財政等の支援強化策の拡充は喫緊の課題である。
 ついては、草津・伊香保を始め、各地の温泉観光地の活性化のため、次の事項について早急に実現を図られたい。

一、温泉療法の普及による国民の健康増進のため、温泉療法への公的医療保険等の適用を推進し、さらに温泉利用型施設の整備や介護予防を含めた利用者への普及・拡大を図るために関連の支援策を講ずること。

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