請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 218 件名 私学助成の大幅拡充、三十人学級の早期実現、教育費の父母負担軽減に関する請願
要旨  すべての子供が、一人の人間として尊重され、個性と能力を最大限に発揮できるような教育を願っている。しかし、今の状況を見ると、いじめや不登校を始め、相次ぐ少年による悲惨な事件など、深刻な問題が山積している。また、長引く不況によって、私立高校では、授業料の長期滞納が急増し、経済的理由による退学者も増えている。子供たち自身も、激化する受験競争の下、競争に勝ち抜くことが学習の目的であるかのような風潮の中で、学ぶ喜びや意欲をなくしつつある。このような状況を改善し、すべての子供たちに、豊かで行き届いた教育を保障していくためには、三○人学級の早期実現と私学助成の拡充が急務である。
 ついては、国の教育予算を大幅に引き上げ、二一世紀を担うすべての子供たちが豊かな教育を受けられるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、公・私立学校のすべてのクラスで三○人学級が実現できるよう、補助を拡充すること。
二、義務教育費の国庫負担金削減を中止し、制度を充実すること。
三、私学助成の国庫補助制度を守って、私学助成を大幅に増額し、経常費の二分の一助成を速やかに実現すること。
四、教育費の父母負担を軽減するために、教育費減税を実現すること。
五、公立・私立の児童生徒への就学援助、授業料減免制度、奨学金制度を充実すること。
六、過疎高校のための特別助成を継続、拡充すること。

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