請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 90 件名 大増税の中止に関する請願
要旨  長引く不況の下、雇用、生活不安が拡大している。そのうえ、年金・医療・介護などの給付削減と負担増によって、「生活が苦しい五一・四%」(厚生労働省)と感じている人が急増している。追い打ちを掛けるように政府は、二〇〇四年に向けて保険料の引上げと一層の給付削減の年金改定を打ち出している。その財源と称して消費税・年金課税・課税最低限度額の引下げなどの大増税計画を進めている。一方で政府は、法律で約束している国庫負担二分の一への増額を先送りしようとしている。二〇〇一年八月に国連社会権規約委員会は日本政府に対して、「年金制度に最低年金額を導入すること」「男女格差の改善」など二〇〇六年実施を求めて勧告を行っている。このことこそ政府が早急に取り組むべきである。取り分け、低額・無年金者をなくすために最低保障年金を創設し、だれもが安心できる年金制度を確立させることは緊急の課題であり、国民生活を守り消費を拡大し、地域経済や日本経済を立て直す道でもある。消費税の増税ではなく、無駄な税金の使い方を改め、国庫負担を増額し年金制度を始めとする社会保障制度の拡充を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税などの大増税計画をやめること。

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