請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 7 件名 すべての子供への行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  憲法・教育基本法・子どもの権利条約に基づいて、一人一人の子供たちに確かな学力を保障し、希望はぐくむ教育を実現することは、国民の心からの願いである。しかし、不登校、いじめ、少年事件などが社会問題化していると同時に、長引く不況は家計を圧迫し、学費の長期滞納や経済的理由による退学を招いている。ところが国では、私学助成を含む国庫補助の削減や廃止の動きがある。これは、私学振興助成法の精神を根底から突き崩し、私学教育の切下げにつながるもので、到底認められるものではない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、次の助成制度を実現するために、私学予算を大幅に増額すること。
 1 経常費二分の一助成
 2 授業料直接助成
 3 施設助成
二、長期不況下の子供たちの就学保障のために、公立・私立の児童・生徒への就学援助や授業料減免制度、奨学金制度を充実すること。
三、教育費減税を始め、教育費の保護者負担を軽減すること。
四、国の責任で小・中・高校の三○人以下学級を早期に実現すること。また、複式学級を解消すること。
五、義務教育費の国庫負担金の削減を中止し、制度を充実すること。
六、すべての学校の教職員を増やすこと。
七、希望するすべての子供たちに高校教育を保障すること。
八、障害児に行き届いた教育を保障するために、教育条件を整備すること。
九、子供たちの命と安全を守るために、学校の施設設備を改善すること。

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