請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3478 件名 自衛隊をイラクに派兵するイラク特措法案反対、国連中心の人道復興支援に関する請願
要旨  政府・与党は、自衛隊を戦闘が継続するイラクに派兵する「イラク特措法案」を成立させようとしている。この法案は、国連憲章に反する無法なイラク戦争を正当化し、米英の軍事的占領に対し支援するものである。これは、イラク戦争を批判する国際社会に背を向け、イラク国民の意思を尊重した復興に反するものである。また、戦後初めて戦地に自衛隊の地上部隊を派兵し、占領軍の戦闘行動の支援を含む活動をするものである。米軍のマキャナン司令官は、「イラク全土が戦闘地域」、占領軍が受けている攻撃について「本質的に戦闘行動」としているように、この派兵は、憲法を踏みにじるものである。さらに、使用できる武器の種類には何の限定もなく、一層の重装備化が危惧(きぐ)される。現地は、水、食糧、医療の供給を強く求めている。憲法第九条を持つ日本は、国連を中心に、人道的復興支援に努力すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、自衛隊を派兵し、軍事的占領を支援する「イラク特措法案」を廃案とすること。
二、イラク復興支援は、国連中心に、人道的復興支援を行うこと。

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