請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3463 件名 妊産婦健診や不妊治療、リンパ浮しゅ治療への保険適用に関する請願
要旨  妊産婦の定期健診や不妊治療は、経済的負担が大きく、乳がんや子宮がんなどの後遺症治療と合わせて保険適用にという声が高まっている。妊婦の定期健診は、一回の健診に五千円掛かり、また出産にもかなりの費用が掛かり、若い世帯の家計の大きな負担となっている。不妊に悩む夫婦は、一〇組に一組と言われ、治療を受けた四割以上が検査・治療費の総額が一〇〇万円を超え、過重な負担になっている。乳がんや子宮がんの手術後に手や足がむくむリンパ浮しゅで苦しむ女性にとって、完治することのない浮しゅの治療費の保険適用は切実な要求である。また、少子化対策としても、安心して妊娠・出産できる保障を行うことが求められている。公的支援を求める切実な声を受け、地方自治体で妊婦健診・不妊治療費の助成を行う動きが広がっている。国の制度として健康保険適用の早期実施を強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。 

一、妊産婦健診に健康保険を適用すること。
二、不妊治療に健康保険を適用すること。
三、リンパ浮しゅの治療に欠かせない弾力スリーブやストッキング、弾力包帯及びマッサージ治療に健康保険を適用すること。

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