請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3341 件名 防衛庁の省への昇格に関する請願
要旨  国家の最も重要な役割は、国の独立と平和を維持し、国民の生命と財産を保護することである。このため、適切に防衛力を整備し、国の安全を確保することは、国家行政組織の果たすべき基本的な機能の一つである。諸外国では、国防機能を所掌する組織を、国家行政の基本的事務を分担する「省」(ミニストリー)として位置付けている。我が国においては、先般の中央省庁等改革で、一府十一省一庁への整理統合が行われたが、防衛庁のみが大臣庁として残った。国際情勢は、冷戦の終結に伴いかえってその不安定性を増してきている。特に朝鮮半島等我が国周辺地域における不確実性不透明性の存在は、国家の危機管理の在り方に関する国民の関心を高めている。また、自衛隊のPKO活動、テロ対策特別措置法に基づくインド洋での活動や国際緊急援助活動等は諸外国からも高く評価され、我が国がこのような形で世界平和に重要な役割を果たすことについての国際社会の期待はますます高まっている。
 ついては、国の防衛を国政の基本に位置付け、自国防衛と世界平和に真剣に取り組む国家としての国際的信頼を獲得し、自らも誇りを持てるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、速やかに防衛庁を「省」に昇格させること。

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