新件番号 | 2186 | 件名 | 保険による良い歯科医療に関する請願 |
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要旨 | 歯科では「保険がきかない」「保険では十分な治療が受けられない」など保険で安心して治療が受けにくい状況が続いている。それは、国が歯科医療を軽視し、医療保険で歯科医院に支払う医療費を低く抑えたり、保険のきく範囲を広げてこなかったことが原因である。また、歯科技工士や歯科衛生士の技術と労働も、正当に評価されていない。お金の心配をせず、保険で安心して歯科治療が受けられれば、虫歯や歯周病などを軽症のうちに治療でき、結果として医療費も軽減される。また、乳幼児の歯科治療は、手間と時間が掛かるため治療費も多く掛かり、窓口負担も高くなる。乳幼児の窓口負担の軽減は幼い子供を育てる親の共通の願いである。生涯にわたり健康で快適な生活を送るためには、乳幼児から高齢者までの一貫した歯科保健予防体制を確立し、病気の予防や早期発見、早期治療を行うことが大切である。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、保険で良い歯科医療が受けられるよう保険のきく範囲を拡大し、歯科医療従事者の技術と労働を正当に評価すること。 二、成人を対象とした歯科健診を全市町村で毎年実施できるよう国が必要な予算措置を講ずること。 三、就学時までの乳幼児医療の窓口負担無料化を国の制度として実現すること。 |