請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 2122 件名 イラクへの武力攻撃反対に関する請願
要旨  二〇〇二年一一月八日、国連安保理事会は決議一四四一を全会一致で採択した。この決議は、国連の枠組みでイラク問題を平和的に解決することを求めている。世界には、平和を守るためのルールがある。国連憲章は武力攻撃を受けた場合の自衛のため以外は武力行使を禁止している。アメリカのイラク攻撃は、この世界平和のルールを乱暴に踏みにじるものである。世界でイラク攻撃反対の声が広がっている中、アメリカに追随している異常な国が日本である。小泉首相はアメリカの先制攻撃を「選択肢として理解する」などと弁護している。また、どう支援できるか検討し、有事関連法案の成立をねらっている。日本国民は世論調査でも七七%(「朝日新聞」九月四日付け)がイラク攻撃に反対である。イラク攻撃反対、核兵器の使用は許さない、有事関連法案を廃止にという、国民の願いに政府はこたえるべきである。アメリカのイラク攻撃は、多くの罪のない市民を犠牲にする道理のない戦争である。国連憲章を始めとする国際平和秩序に対する蹂躙(じゅうりん)であり挑戦である。世界の多くの国が反対している。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、イラク攻撃に反対すること。
二、この戦争には一切協力しないこと。

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