請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 1776 件名 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の早期成立による慰安婦問題の解決に関する請願
要旨  「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」が一日も早く成立するよう求める。一九九〇年に国会(参議院予算委員会)において慰安婦(戦時性的強制被害者)問題が初めて取り上げられてから既に一二年が経過し、第二次大戦の戦争被害者は各国で毎月一%ずつ亡くなっていると言われている。慰安婦問題では国連やILOなどの国際的な専門機関からも繰り返し勧告・指摘を受け、昨年一〇月には台湾の立法院が、今年二月には韓国の国会がこの法律案の早期制定を期待する決議を採択し、衆参両院議長あてに伝達している。四月東京地裁は中国山西省の日本軍による性暴力被害者に対する判決で、異例の付言を付し、立法解決を強く促している。昨年内閣委員会で二度審議が行われ、参考人を招致して意見も聴いている。被害者や各国の国会議員も注目しているこの法律案についてきちんと審議し、その経過や結果を内外にも説明することが必要である。被害者が生きているうちに、問題の解決を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を早期に成立させること。

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