請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 566 件名 知多半島の飲料水源を長良川河口ぜきから木曽川の水に戻すことに関する請願
要旨  知多半島四市五町の住民の飲み水の水源は、かつては、木曽川からの取水であった。一九九八年四月、長良川河口ぜきの水が上水に回されて以来、「水がまずくなった」「臭くなった」と、住民の不満が出ている。岐阜市などの市街地を通り、最下流でせき止めた水は、生活排水や工場排水、農薬などが混入している。このため、アオコが浮き、ヘドロが堆積(たいせき)し、メタンガスが発生している。アンモニア性窒素も、非常に高い数値となっている。発がん性が指摘されているトリハロメタンの発生も問題視され、また、環境ホルモンの濃度が高いことなど、住民の不安は募っている。水質基準をクリアしていると言われているが、一生飲み続ける水であり問題は解消したわけではない。しかも、工業用水や農業用水は、今でも木曽川の水が導水されており、木曽川の水は余っていると言われるだけに、矛盾している。
 ついては、だれもが安心して上水を使えるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、知多半島の飲料水源を、木曽川の上流の水に戻すこと。

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