請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 316 件名 健保本人三割負担、高齢者二割負担などの患者負担引上げの中止に関する請願
要旨  小泉内閣は、医療費への国庫負担を減らすために、患者や国民に負担を押し付ける計画である。七○歳〜七四歳の窓口負担を二倍にするなど高齢者の負担を引き上げ、健保本人の窓口負担やその家族の入院費は一・五倍になる。医療保険の保険料を引き上げる計画もある。一九九七年にも窓口負担が大幅に引上げとなったが、その影響で病院に掛かれない人が増えている。高齢者の窓口負担は、二○○一年一月から平均で一・五倍に引き上げられた。国民健康保険の保険料が払えなくなった人から、保険証を取り上げるようなことも起こっている。不況と失業が深刻化する中で、これ以上の負担増は、ますます病院に掛かれない人を増やし、病気の重症化を招く。医療保険への国庫負担を増やし、これ以上の医療費負担の引上げの中止を求める。社会保障を充実させ、国民の将来不安を解消することは、日本経済の再建にも不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、健保本人、家族入院の三割負担を行わないこと。
二、七○歳〜七四歳の負担を二倍にするなど高齢者の負担引上げを行わないこと。
三、医療保険の保険料の引上げをやめること。

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