請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 169 件名 核兵器廃絶条約の締結に関する請願
要旨  一九四五年八月六日広島に、八月九日長崎に、人類史上初めて原子爆弾が落とされた。その年に約二一万人が亡くなり、今でも原爆症と闘い、発病の不安を抱えながら生活している被爆者が約二九万人いる。一九九六年七月に国際司法裁判所が発表した「核兵器の威嚇及び使用は一般的に国際法違反である」という勧告的意見を支持する。すなわち、日本政府が国際司法裁判所で確認された核軍縮の責務を指摘するとともに、核兵器の開発、生産、実験、配備、貯蔵、移譲、威嚇及び使用を禁止し、かつ核兵器の全廃を定める「核兵器廃絶条約」の早期締結に至る多国間交渉を直ちに果たすことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、日本政府は、「核兵器廃絶条約」を速やかに結ぶことにつなげるため、国連を始め、世界の国々に対し働き掛けること。

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