新件番号 | 925 | 件名 | 元日赤救護看護婦に対する慰労給付金に関する請願 |
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要旨 | かつての事変地又は戦地に勤務した、元日赤救護看護婦に対する処遇は、兵の恩給に準じた措置とすると決定しながら、年々その格差が増大する不合理となっているので、是正を求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、現在、兵の恩給と比べて年々格差が増大しているため、慰労給付金の増額を早急に実現すること。 理由 戦時中日赤救護看護婦として召集を受け、軍の命令により外地の軍関係の医療機関に配属され戦傷病者の救護に従事してきたが敗戦となり、不本意ながら長期抑留の身となり劣悪の環境の中で死亡又は健康を害し帰国後も就職は思うに任せず老後の不安から昭和五十年(国際婦人年)より恩給請願をしたところ昭和五十四年度より日赤慰労給付金として支給されるようになった。しかし各党の合意決議にある「恩給制度を準用し戦地加算を考慮して兵に準ずる処遇とする」に逆行して、年々兵との差が増大している。 |