請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 888 件名 すべての子供への行き届いた教育を進め、心通う学校をつくることに関する請願
要旨  子供たちに、豊かな人格としっかりとした学力を身に付けてほしい。これは、私たちすべての切実な願いである。そのためにも、三〇人学級の実現が求められている。全国一、六九〇(六月二七日現在)自治体で三〇人学級を求める請願等が採択された。また、廃校ではなく、三〇人学級の実現で高校を存続させようという声が、各地で広がっている。一方、長期化する不況の中で、経済的理由によって、高等学校を中途退学したり、進路変更を余儀なくされる生徒が増加している。負担の軽減は、父母、国民の切実な願いである。
 ついては、教育を大切にしてほしいという国民の願いをしっかりと受け止め、文教予算を抑制・削減することなく、大幅に増額することを基本に、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫負担制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成、授業料直接助成・施設助成を実現すること。
二、小中高三〇人以下学級を早期に実現し、複式学級を解消すること。
三、義務教育費の国庫負担制度を守り、充実すること。
四、すべての学校の教職員を増やすこと。
五、希望するすべての子供たちに高校教育を保障すること。障害児に行き届いた教育を保障するために、障害児学校・学級などの教育条件を整備すること。
六、教育費の父母負担を軽減し、長期不況下の子供の就学を保障するために、子供への就学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを充実させること。
七、学校の施設・設備を改善すること。

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