請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 158 件名 すべての子供に対し行き届いた教育を進め、心の通う学校をつくることに関する請願
要旨  私学は公教育の一翼を担い、教育の機会均等を実現する上で歴史的にも大きな役割を果たしてきた。しかし私学の学費負担は、長引く不況の下で多くの家庭の家計に大きくのしかかっている。経済的理由により学校を退学せざるを得ない生徒も年を追うごとに増えており、長引く不況が子供たちの未来を押しつぶす状況が生まれている。私学を取り巻く状況が厳しくなっても、教育条件の悪化や退学者の増加、ひいてはいじめや不登校、少年非行などの増加を招いてはならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育費の父母負担を軽減し、長期不況下の子供の就学を保障するために、公立・私立の児童・生徒への就学援助、授業料減免制度、奨学金制度などを充実すること。
二、私学助成を大幅に増額すること。特に教育条件を改善する経常費二分の一助成、保護者の負担を軽くする授業料直接助成、老朽校舎の改築等を可能とする施設助成を実現すること。
三、私学教育費減税を実現すること。
四、行き届いた教育を進めるため、私立学校では、学級規模・専任教職員数等の教育条件の公私格差を是正するための特別助成の実現を、公立小中高校では、すべての科目において行き届いた教育ができるよう、二〇〇三年度から三〇人以下学級を実現すること。

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