請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 107 件名 すべての子供たちに行き届いた教育を進め、心通う学校をつくることに関する請願
要旨  すべての父母・教職員はどの子も豊かに健やかに育ってほしいと願っている。しかし、相次ぐ少年による悲惨な事件、中途退学、不登校、非行など子供たちの現状は深刻なものとなっている。それだけに教職員を増やし、学級規模を縮小して子供たち一人一人を大切にする行き届いた教育を保障することが重要になっている。また教育費の父母負担も年々多くなってきている。教育予算の大幅な増額は切実な願いである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、小中高の三〇人学級(職業科二五人、定時制二〇人)を早期に実現すること。複式学級を解消すること。
二、すべての学校の教職員を増やすこと。私学には専任教職員を増やすための特別の措置を講ずること。
三、義務教育費の国庫負担制度を守り充実すること。
四、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成、授業料直接助成、施設設備費助成を実現すること。
五、希望するすべての子供に高校教育を保障すること。
六、障害児に行き届いた教育を保障するために、障害児学級・学校の増設や通常学級の教育条件整備をすること。
七、教育費の父母負担を軽減し、教育費の無償化計画を立てること。
八、子供たちの命と安全を守るために、学校施設の補修・改築をすること。
九、長期不況下の子供の就・修学保障のために公立・私立の児童・生徒への就・修学援助・授業料減免制度・奨学金制度などを充実すること。

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