請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 95 件名 年金・医療・福祉等の制度改革に関する請願
要旨  本格的な少子高齢社会を目前にして我が国は、将来にわたり国民が安心して暮らせる活力ある社会を築くため、持続可能な社会保障制度を構築することが急務となっている。取り分け、平成十四年度においては、懸案の医療制度改革の実現を始め、次期財政再計算に伴う年金制度の改正に向けての検討や、介護保険制度の改正等の課題が山積している。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、公的年金制度は、国民全体で将来にわたり持続可能な制度として、これを維持しようとする互助意識を持たせる面からも、社会保険方式を堅持するとともに、基礎年金の国庫負担二分の一への引上げを速やかに実現すること。
二、医療制度の抜本改革に当たっては、医療保険制度の一元化や新高齢者医療制度の創設等、重要な課題があるが、高齢者に対する給付と負担については、高齢者の生活実態を十分配慮すること。
三、介護保険制度については、制度発足後三年目の見直しの年を迎えるが、介護報酬の見直しや介護サービスの基盤整備等に努力するとともに、要介護者にとって真に必要な介護サービスが受けられるよう速やかに改善を図ること。
四、近年急速に進行している少子化に的確に対応していくため、社会保障のみでなく、雇用、教育、住宅等幅広い分野にわたる総合的な対策を推進すること。

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