請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 1 件名 透明で民主的な公務員制度改革に関する請願
要旨  今、国民が行政に求めているのは、責任ある国民本位の行政を推進して、安心・安定・安全な市民生活を保障することである。行政評価制度を抜本的に強化し執行過程を国民に開示するとともに、それを支える中立・公正な公務員制度へ改革することが不可欠である。しかし、特定政治家と霞ヶ関の一部キャリア官僚が密室で取りまとめ、閣議決定された「公務員制度改革大綱」は、改革に逆行している。「大綱」は、特権的官僚制度を温存し、国民から批判の強い天下りを自由化することなどに象徴されるように、政・官・業の癒着を断ち切る仕組みが採られていない。また、労働基本権を引き続き制限したまま、使用者側の人事管理権限のみを強めようとしている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「公務員制度改革大綱」を撤回し、国民と労働組合が参加した公正・透明な公務員制度改革案を作ること。
二、Ⅰ種試験採用組が優遇される特権的官僚制度を廃止し、政・官・業癒着を助長させる天下りを全面的に禁止すること。
三、公務員に労働基本権を保障し、対等・平等な労使関係制度を確立すること。

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