請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 4786 件名 保険による良い歯科医療の実現に関する請願
要旨  平成九年九月からの医療保険制度の改悪により歯科医療機関における患者の窓口負担が大幅に増えたため、医療を受ける際に一層費用の心配をしなければならなくなっている。これは、国が保険の適用される範囲を狭めるなど歯科医療を軽視してきた上に、医療保険に対する国の負担を減らすため患者の自己負担を増大するという度重なる医療保険制度の改悪を行ってきたためである。
 ついては、保険による良い歯科医療を安心して受けられるよう歯科保険制度を改善するため、次の事項について実現を図られたい。

一、保険により良い入れ歯を入れられるよう、歯科医療従事者の技術を正当に評価するとともに、保険の適用される範囲を広げること。また、歯科技工士について独立した技術料評価を行うこと。
二、医療保険制度の連続改悪をやめ、当面、健保本人及び老人の自己負担を元に戻すこと。
三、乳幼児(六歳未満)の医療費を無料化すること。
四、乳幼児から高齢者までの一貫した歯科保健予防体制を確立すること。

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