請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 4751 件名 知多半島の飲料水源を木曽川の上流に戻すことに関する請願
要旨  知多半島四市五町では住民の飲料水を木曽川から取水してきた。しかし、平成十年四月から長良川河口堰(ぜき)の水が上水として利用されて以来、「水がまずくなった、臭くなった」と住民から不満が出ている。岐阜市などの市街地を通り、最下流でせき止められた長良川の水には生活排水や工場排水、農薬などが混入している。そのため、アオコが浮き、ヘドロが堆積(たいせき)し、メタンガスが発生している上、アンモニア性窒素も極めて高い数値となっている。また、発がん性が指摘されているトリハロメタンの発生も問題視されており、さらに、環境ホルモンの濃度も高く、住民は不安を募らせている。長良川河口堰の水は水質基準を満たしているとされているものの、生涯飲み続ける水のことでもあり問題は解消されたわけではない。しかも、工業・農業用水は、現在でもなお木曽川から導水されており、木曽川の水は余っているといわれるだけに、矛盾していると言わざるを得ない。
 ついては、だれもが安心して上水を利用できるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、知多半島の飲料水源を木曽川上流の水に戻すこと。

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