請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 4488 件名 患者本位の医療保険制度改革に関する請願
要旨  世界に例をみない速さで少子高齢化が進み、我が国の社会保障制度の今後の在り方は、大きな政治課題であるとともに、社会問題となっている。中でも、我が国の医療費は出来高払制によるところが大きく、検査漬け、薬漬けなど多くの問題点が指摘されていたが、政府はこれまで医療制度の抜本改革を先送りしてきた。このような中、今回政府から提出された医療制度改革案は、出来高払制を存続するものとなっており、抜本改革には程遠く、国民に負担を強いるものである。医療制度は、高齢者の尊厳を尊重するとともに、所得に見合った負担により、だれもが納得し、安心できる制度とすることが求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、高齢者医療制度については、七十歳以上を対象とするとともに、公費負担割合を二分の一に引き上げること。
二、高齢者・サラリーマン等すべての階層・年代の人に対し、自己負担を増やさないこと。
三、「患者の権利基本法(仮称)」を制定し、患者本位の医療制度にすること。

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