請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 4475 件名 有事法制反対及び米軍基地の撤去に関する請願
要旨  政府が国会に提出し、成立させようとしている有事法制関連三法案(「武力攻撃事態法案」・「自衛隊法改正案」・「安全保障会議設置法改正案」)は、自衛隊及び米軍の軍事行動を何よりも優先させ、特権を与えるとともに、強制的に国民を動員する悪法であり、憲法を蹂躙(じゅうりん)し、我が国を米国の核戦争に協力する国にするための法案である。同法案によれば、地方自治体、電力・ガス会社などの指定公共機関や医療などの民間業者を始めとする多くの国民が強制的に協力させられるだけでなく、物資保管命令を拒否すれば刑罰が科される。また、表現の自由など基本的人権が侵害されたり、国民の財産が失われることにもなる。一方、政府は現在の我が国に対して大規模な侵攻を企てるような外国の勢力がないことを認めている。このような中、十分な論議もないままに制定しようとしている有事法制関連三法案は、米国政府の新たな核戦略の下で、アジア諸国民を標的にした核戦争に参戦・協力するためのものであり、被爆国の国民として容認できない。今、我が国が行うべきことは、核戦争に協力・加担することではなく、沖縄を始めとする我が国から米軍基地を撤去し、主権を取り戻し、憲法第九条をいかした平和外交を推進することである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、有事法制を行わないこと。
二、憲法第九条を遵守すること。
三、沖縄を始めとする我が国から米軍基地を撤去すること。

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