請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 2527 件名 受診抑制につながる医療制度改革反対に関する請願
要旨  昨年九月、厚生労働省が発表した医療制度改革試案では、被用者保険における自己負担の二割から三割への引上げ、高齢者医療制度における対象年齢の七十五歳以上への引上げ、七十歳から七十四歳までの患者負担の二割への引上げ、七十五歳以上の高所得者に対する二割負担の導入などが示されている。また、老人医療費における伸び率管理制度の導入なども検討されている。これらの負担増が受診抑制につながり、病気の悪化・進行を招くおそれもあることから、医療制度に対する国庫負担割合を元に戻すとともに、薬価を欧州諸国並みに引き下げることが求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、高齢者医療制度の対象年齢を七十五歳に引き上げないこと。
二、健保本人の窓口負担を三割に引き上げないこと。
三、七十歳から七十四歳までの窓口負担を二割に引き上げないこと。
四、患者負担の軽減を図るため、医療制度に対する国庫負担割合を増やすこと。

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