請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 1716 件名 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の早期成立に関する請願
要旨  国会において「慰安婦」問題が取り上げられてから既に十二年が経過し、元「慰安婦」を始めとした第二次世界大戦の被害者は毎月一%ずつ死亡しているといわれている。このような中、我が国は「慰安婦」問題について、国際機関から繰り返し勧告・指摘を受けており、平成十年四月には山口地裁下関支部において速やかな立法措置を求める判決も出されている(最高裁で係争中)。一方、ドイツでは強制労働補償基金が発足し昨年六月から支給が始まっており、オーストリアにおいても同種の基金が設立され、カナダを始めとする諸外国においても旧日本軍の元捕虜・民間抑留者に対する補償に踏み切っている。しかし、我が国の対応は大きく遅れており、国会においてこの問題を検討し、問題解決に向けて真摯(しんし)に取り組む必要がある。このため、昨年十一月に提出された「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を速やかに審議するとともに、被害者や関係者の声に十分耳を傾け、早期に成立させることが求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を早期に成立させること。

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