請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 1630 件名 賃金を始めとする女性労働者の労働条件の改善に関する請願
要旨  女性に対する深夜・時間外労働の規制が撤廃されたものの、男性との賃金格差は是正されていない。そのうえ、女性労働者はパートなどの不安定な雇用に追いやられ、サービス残業などにより長時間過密な労働を強いられている。その結果、健康や母性が破壊され、子供や家庭が犠牲となっている。このような中、育児又は介護を行う女性労働者のうち希望する者に適用されていた時間外労働の激変緩和措置が今年三月に廃止され、新たに、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律に基づく時間外労働の免除措置が実施されている。ILO(国際労働機構)の調査でも多くの国が一日当たりの時間外労働の上限を定めている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、正規職員やパートタイム労働者における男女間の、また正規職員とパートタイム労働者間における賃金格差を是正すること。
二、違法なサービス残業を根絶すること。
三、子育て中の男女労働者に対する深夜・時間外労働の免除措置を更に充実させること。育児・介護休業制度を改善すること。

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