新件番号 | 1064 | 件名 | 医療費に対する国民負担の引上げ中止及び介護保険の緊急改善に関する請願 |
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要旨 | 政府は国民の医療費負担を増大させる一方で、医療費に対する国の負担を削減している。このような中、平成十二年十月から六十五歳以上の高齢者に対しても介護保険料の徴収が開始されたが、わずかな年金の中から保険料を支払わなければならず、また、利用料の負担や施設及びホームヘルパーの不足などにより、十分な介護サービスが実施されていない。大企業・銀行のための公共事業や税金投入による無駄を見直せば、社会保障の財源を確保することは可能である。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、医療保険に対する国庫負担を増額し、これ以上の医療費負担の引上げを行わないこと。 1 高齢者の医療費負担を二〜三倍に引き上げないこと。 2 健保本人の三割負担、大病院通院においては五割負担の計画を撤回すること。 3 差額ベッドなどの保険外負担を拡大しないこと。 4 国民健康保険料滞納者の保険証の取上げをやめ、医療を受ける権利を奪わないこと。 二、いつでもどこでもだれもが安心して介護サービスを受けられるよう、緊急に次の改善を行うこと。 1 六十五歳以上の高齢者に対し保険料を半額にする措置を復活させること。 2 低所得者などに対する保険料及び利用料を免除又は軽減すること。 3 国及び自治体の責任により、施設やホームヘルパーなどを早急に増やすこと。 |