請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 758 件名 総合的難病対策の早期確立に関する請願
要旨  難病や慢性疾患の患者は、高齢化に伴って障害の重度化・重複化に苦しんでいる。このような中、少ない専門医療機関及び不十分な医療・生活保障制度に加え、平成十年からは特定疾患に対する医療費の患者一部負担が開始されるなど、肉体的にも経済的にも家族共々困難な療養生活を余儀なくされている。入院や在宅を問わず、患者が希望に応じて安心して医療を受け、患者や家族が毎日を生きがいを持って過ごせるよう、総合的な難病対策の早期確立が求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、難病の原因究明及び治療法確立のための予算を大幅に増額すること。
二、すべての難病及び長期慢性疾患の医療費を無料に戻すこと。
三、身体障害者福祉法など各種法制度の谷間に置かれている難病患者について医療、介護、リハビリ、福祉、教育、就労、住宅及び移動に関する総合的対策を確立すること。
四、看護師不足を早急に解消し、大幅な増員を図ることにより行き届いた看護を保障すること。
五、医療被害・薬害を根絶するとともに、国家補償制度を確立すること。
六、全都道府県に難病センターを設置するとともに、東京に全国患者会館を建設すること。

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