請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 600 件名 人間を大切にする教育政策を目的とした行き届いた教育の推進に関する請願
要旨  いじめ・不登校・学級崩壊・少年犯罪など教育の荒廃、受験競争、教育費の父母負担増などの教育問題は重大な社会問題となっている。このため、三十人学級の実現や学費などに対する父母負担の軽減は緊急の課題となっている。生徒減少期、少子化社会こそ三十人学級の実現など抜本的な教育条件の改善を行い、行き届いた教育を進める絶好の機会である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫負担制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費の二分の一助成を実現するとともに、施設整備費補助を拡充し、授業料一律補助及び学級規模改善・施設設備費補助を実現すること。
二、小中高三十人学級(高校職業科二十五人、定時制二十人)を早期に実現すること。また、複式学級を解消すること。
三、すべての学校の教職員を増員すること。また、私学には専任教職員を増員するための特別措置を講ずること。
四、希望するすべての子供に高校教育を保障すること。
五、希望するすべての障害児に行き届いた教育を保障するため、障害児学級・学校を増設するとともに、通常学級の教育条件を整備すること。
六、義務教育費の国庫負担制度を守り、充実させること。
七、教育費の父母負担を軽減し、教育費の無償化計画を立てること。
八、子供の命と安全を守るため、学校施設を補修・改築すること。
九、長期不況下における子供の就学保障のため、公立及び私立の児童・生徒に対する授業料減免制度や奨学金制度などを充実させること。
十、すべての子供に基礎的な学力が身に付くよう、学習指導要領を見直し、押し付けを行わないこと。

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