請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 497 件名 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の対象者の拡大に関する請願
要旨  「従軍慰安婦」問題について被害女性及び支援団体は、日本政府からの公式謝罪及び賠償を要求している。また、国連人権委員会において三回にわたり特別報告者による報告が行われるなど、国際社会は日本の対応に注目している。一方、第二次世界大戦下における日本軍兵士による強姦(ごうかん)の犠牲者は重大な人権侵害を受けた。しかし、戦後五十年以上経過してもこれらの問題はいまだに解決されていない。したがって、これを反省し、「従軍慰安婦」及び強姦の犠牲者に対し早急に謝罪及び賠償を行うため、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」の対象者に「慰安婦」だけでなく、強姦の犠牲者も含めるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」の対象者として、「慰安婦」だけでなく第二次世界大戦下において日本軍による性的被害を受けたアジア諸国の女性を含めること。

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