新件番号 | 414 | 件名 | 教職員の長時間過密労働解消を始めとする行き届いた教育の推進に関する請願 |
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要旨 | 今ほど子供と父母・教職員及び地域が心を通わせ、学ぶ喜びのあふれる学校をつくることが求められているときはない。取り分け、一人一人が理解できるまで教えてほしいとの要望は大きくなっており、三十人学級の実現はその解決に向けた緊急課題として全国の約半数の自治体で意見書が採択され、独自で少人数学級実現へ取り組む自治体が相次いでいる。しかし、政府の教職員定数改善計画では、三十人学級の実現を見送り、自治体の裁量にゆだねることとし、一切の財政措置は講じないとしている。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、小中高三十人学級(高校職業科二十五人、定時制二十人)を早期に実現すること。また、複式学級を解消すること。 二、行き届いた教育ができるよう、教職員の長時間過密労働を解消し、すべての学校の教職員を増員すること。 三、希望するすべての子供に高校教育を保障すること。また、すべての障害児に発達と障害に応じた義務教育終了後の教育を保障し、充実させること。 四、教育予算の大幅増額、教育費の父母負担軽減、私学助成の大幅増額などを実現すること。また、義務教育費・学校建物の改修改善費の国庫負担制度を守り、充実させること。 五、長期不況下における子供の就・修学保障のため、公立及び私立の児童・生徒に対する授業料減免制度や奨学金制度などを充実させること。 |