請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 196 件名 開業助産婦の存続等に関する請願
要旨 　看護三職（看護婦・保健婦・助産婦）の看護師への一本化について検討されている中、地域における開業助産婦は現在においても質の高いケアを提供し、出産した女性から高い評価を受けていることから、開業助産婦の存続が求められている。また、自宅での分娩（ぶんべん）や助産所で出産する機会を女性に残しておくためにも開業助産婦の存在は不可欠であり、世界保健機構（ＷＨＯ）においても女性の満足度などを理由として助産婦の活用を勧告している。一方、現在の助産婦教育は病院での出産を前提にした内容となっており、開業助産婦に対応できるものとはなっていない。このため、病院以外での出産にも対応できる内容にすることによる助産婦教育のレベルアップが求められている。
　ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、看護三職の看護師への一本化を法制化しないこと。
二、開業助産婦の存続を希望している国民の声を尊重すること。
三、助産所及び開業助産婦の安全性、ケアの質に対する評価に関する研究を実施し、その結果を国民に公表すること。
四、助産婦の活用に関するＷＨＯの勧告を重視すること。
五、病院以外での出産を希望する女性にも対応できるよう、質の高い助産婦教育を行うこと。

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